安ギターいじりの沼にはまり、かれこれ数年が経ち、中年お父さんの趣味(道楽)として定着したころ、
昨今の物価高騰のあおりを受け、安ギターの相場もあがり、同じようなたしなみの方が増えたのか、
市場からめっきり安ギターの姿を見なくなってきたと思うのは、私だけだろうか。
寿命を迎えて晴れて廃棄されるに至ったのか、
ギター初心者の人口が増え、楽器がより皆さんの身近になったのか、
はたまた私のように酔狂な方々が買い占めているのか。
そーだ
理由は定かではないが、結果的に市場が活性しているのは喜ばしいこと、と思いたい。
需要があれば、供給する側にとっても喜ばしいはず。
大手国産メーカーも倒産せずに済んだのではないだろうか・・・。
ギターは、楽器なので、弾くことを目的に作られています。
家具調度品ではなく、演奏することで意味を持ちます。
中には、見て楽しむものもある
そういう意味では、ギターも消耗品と言え、弾けば弾くほど、
大事にすればするほど、劣化がすすみ、いずれはものとしての寿命を迎えます。
高いギターへのあこがれは尽きませんが、
大切にするが故、手に取る機会が減り、ギターから離れてしまっては、本末転倒です。
買ったことで満足してしまう
その点、安ギターは、ガンガン弾き倒せるのが一番の魅力ではないでしょうか。
少々荒っぽく扱っても、過酷な環境下においても、そこまで気にすることもありません。
子育て世代にはありがたい
安ギターならではの低スペックを補って、
見た目が気に入るように、
自分に必要なスペック(音)で、
気兼ねなく改造できる。
失敗も許される
改造結果に満足が得られれば、
安ギターといえども、なんとも言えない愛着が湧き上がってくるものです。
注意点は、安いからと言って、必要以上に買ってしまうこと。
家族からの圧力が強くならない程度にしないと、続けられるものも続かなくなりますよ。
ご注意あれ。
おしまい。
追伸
安ギターといえども、そこには製作者の意図があり、しっかりと設計された上で作られています。
改造することで、バランスが破綻したり、耐久性にも影響が及びます。
たとえ安ギターと言えども、改造はあくまで自己責任の範疇で。ペコリ