すっかりリユースショップ通いが習慣となっている今日この頃。
足しげく通っていると、時折、お宝に巡り合うこともあったりします・・・。
今回ご紹介するギターは、グレコ GPM-1Rというギター。
随分と古めかしいギターですが、ナットが消耗していた以外は、特に問題なさそうな感じでしたので、
予備知識もないまま、即決して持ち帰りました。
チャンスは見過ごしません
このギターの特徴は、小ぶりなボディと細身のネック。
普通のストラトより気持ち小さいボディは取り回しが良く、
細身のネックは、小さな私の手でもシェイクハンドでコードが押さえられます。
ナローネックだな
ナット幅は40㎜、スケールはロングスケールですが、全体的に細く、握り心地のいいネックです。
さすがグレコを冠するギターだけあります
これまで体験したことのない感じで、まるで自分の手が大きくなったかのような錯覚を覚えます。
ジミヘンやスティーブヴァイも、こんな感覚でギターを弾いている(いた)のでしょうか・・・。
テクは全く及ばないが
手放せない1本になりそうです。
ピックアップ配列はSSHですが、出力のバランスが悪いのと、ブリッジがナローピッチにもかかわらず、
ピックアップのポールピースの間隔がフロント、センター52㎜、リアが50㎜と弦間と合っていません。
シングルピックアップの音が良かったので、リアハムとブリッジをワイドピッチの物に、
消耗したナットを交換の方向で、仕上げていきたいと思います。
もともとついていたナットは、合成樹脂でラウンドタイプです。
底面のRを合わせる作業は、なかなかDIYでは難易度が高い作業の部類ですが、
アマチュアには骨が折れます(汗)
時間をかけてどうにか合わせることが出来ました。
リアハム、ブリッジは、大手ECサイトにて購入します。
ハムバッカーは、ポールピース間隔が52㎜で低出力のものを、
ブリッジはEtoEが54㎜(サドル巾10.8㎜)のものを選びました。
どちらもアジア製でお試し価格のジェネリックブランド品です。
メーカー品は買えません(汗)
結論から申し上げますと、ピックアップは大当たり、ブリッジはDIYクオリティでした。
ピックアップの出力は8~9kΩとのことで、シングルピックアップとのバランスも絶妙で、
出音もハムバッカーながらジャキジャキと、フロント・センター以上に使用頻度が上がりました。
ブリッジの方はと言いますと、値段相応の品質であることは否めません(泪)
まあある意味期待通りではありますが・・・
サドルやプレートにはバリが残り、プレートは若干ゆがみもありました(汗)
新品で購入したもののDIYが前提なのは、海外製品のネット通販あるあるですね。
個体差もあるのかな
低価格と割り切り手を加えれば、ひとまず機能的には問題なく使用することができました。
ご購入は自己責任で
グレコ GPM-1R。グレコギターの中では、エントリークラスのラインナップだったのでしょうが、
安ギターと呼ぶには相応しくない、申し分のないギターです。
ボディはウッドファイバー製ですが、これも個性の内ですね。
■WOOD FIBER(P.A.F) BODY
『 木材繊維の詰まり方が均一に整っている木質素材ウッドファイバーは、
音の輪郭がハッキリしていることと、つぶだちやアタック感が良く低音域から高音域まで
トータルバランスのとれたボディマテリアルです。
また、コストパフォーマンス性に優れているのも大きな魅力の一つです。 』 グレコカタログより
ちなみに重量は 3.38kgです。おしまい
追伸
派生型か、姉妹品かは分かりませんが、グレコプロデュース ブギーという名のギターがあります。
こちらも折に触れて記事にしたいと思います。