古びたギターをリペアする際、パーツの消耗や破損などの不具合には、交換して対処しますが、
時には、まだまだ使えるようなパーツでも、グレードアップを試みたり、相性やバランスを調整するために、
あえて交換することもあります。

見た目の好みで変えることも(汗)
何台もギターをいじっていると、交換されて余ってくるパーツが結構溜まってくるものです。

今回、紹介しますこのギター、レジェンドLST-X MHと分類しているギターです。

Tone Lab ライブラリーより
このギターは、そんな余剰パーツを組み合わせて製作しました。
ストックを利用して組み上げましたので、ギターとしての価値ははかれませんが、
寄せ集めで作ったギターにしては、見た目も音色も気に入る1本に仕上げることが出来ました。
以下、このギターの概要になります。

まずボディですが、レジェンドLST-Xというギターのボディで、比較的古いモデルのものです。
材が何かまでは分かりませんが、合板やウッドファイバーではありません。
ピックアップキャビティ―は、ピックアップの形状ですらない、四角く大胆に加工された形状です。
これならどんなピックアップの組み合わせでも搭載可能です(汗)
ソリッドギターの本流とは外れますが、これはこれでいいんじゃないでしょうか。

そーだ
ネックは、セルダーST-16というギターのもので、ヘッドストックがフェンダータイプだったモデルのものです。
どことなくヘッドストックが大きい印象を受けるこのネックですが、
ペグの間隔が26㎜、1弦から6弦までの間隔が130㎜と、広く取っています。
またナットからペグまでの距離が気持ち離れています。
それゆえ弦の余長が長くなり、弦を押さえた時のテンションが柔らかいです。

ペグとブリッジは安定のGOTOH製です。
ペグは某有名リユースショップ、ブリッジは某有名フリマサイトにて調達しました。

いつもお世話になっております
アッセンブリは、フェルナンデスのギターのものです。型式は分かりませんが、ペグがカバータイプの
時代のギターから取り出したものです。
ピックアップはセラミックタイプ、ポールピースのピッチは各ポジション一律52㎜です。

黒のマッチングヘッドにゴールドパーツ、程よく焼けたピックガードと、なんとも味わいのあるギターです。
このギターは思いのほか、うまくいきました。
とりわけワイドピッチのブリッジの効果は大きく、ギターのポテンシャルと持ち味を引き出し、
豊かな響きをもたらしてくれています。


ビンテージ志向には必須のアイテム
余剰パーツで組んだ1本ですが、手間と僅かばかりの投資で息を吹き返し、
未来につなぐことが出来たんじゃないでしょうか。

そーだ
また機会があれば、製作してみたいものです・・・。
おしまい。

追伸
各々のギター、パーツに互換性はありません。組立て・取付には、加工が前提になります。
またスケール長や弦高など、予めしっかり位置決めしないと、楽器として機能しなくなる恐れがあります。
改造は、あくまで自己責任の範疇で。ペコリ
