ずっと好きだったんだぜぇ~~♪
相変わらず綺麗だなぁーー♪♪
斉藤和義御大のロックンロールの名曲を弾き語りながら、ギターの仕上がりを確認していますが、
ギターによって合う合わない曲があるのか、調子よく歌えたり、歌えなかったり。
ギターの出来栄えの良し悪しは、基本的に私の喉の調子次第で決まります。

おいおい
弾き語りの定番曲とは、ギターをベースに作曲しているのか、ギターとの相性はすこぶる良く、
たった一人でも十分、演奏を楽しむことが出来たりします。

友達がいないだけ
なかなかレパートリーが増えないため、すっかり家族には飽きられてしまっていますが・・・汗

こんにちは、トーンラボ代表の所長です。
一通り思うところをいじくり倒したレジェンドLST-Z_BBKですが、このあたりでまとめをしたいと思います。
製作後記とでもいいましょうか、改造して変わった点、よかった点、最終的な改善点になります。

2025年5月から始めた改造ですが、まず手始めに行ったのは、ギターのエイジング処理でした。
エイジング処理と言ってもただ単に車の中に放置するだけ。
五月晴れの良く晴れた日、乾燥した気候も相まり、数日放置するだけで
ギター(主にネック)は乾燥し、木痩せが進みます。フレットエンドの処理と指板のメンテナンス、反りの調整を行いました。
安ギターにありがちなフレットの飛び出しを是正し、指板をオイルで整えるだけでも変わるものです。
時間と根気がいる作業ですが、ギターを手に入れたら必ず行う工程ですね。

弾き心地の改善、音に張りも出たぞ



ヘッドストックの形を変えたのは、自己満足につきます。
見た目が気に入らないと、愛着もわかず、以降の改造へのモチベーションにもかかわるので、
思い切って手を入れました。

後戻りはできない
気にならない方には、特に必要のない工程かもしれません。
若干ですが、ヘッド部の軽量化にも貢献したかもしれませんね。

ロングスケールにナローピッチの安ギターには、太い弦との相性は悪いのですが、
問題点を浮き彫りにしたく、弦ゲージをアップしました。
結果は予想通り (T_T) でしたが、バッキングとの相性の良さは、捨てがたい所ですね。

力強さとメリハリが GoodPoint

ナットは安ギター定番のプラスチック製から、今回は牛骨ナットに交換しました。
たまたま加工済みのナットでピッタリ合うものを選びましたが、素材は、タスク(人口象牙)でもブラス(真鍮)でもエレキギター用の物であれば、なんでもいいと思います。
プラ製からの交換の違いは明確です。キラリ

素材はお好みで

今回一番驚いた改造がペグボタンの交換でした。
何気なく、見た目を変えようと思った程度のつもりでしたが、見た目の印象の変化はもちろん、
思いのほか軽量化が図れ、ギター(ネック)の特性を引き出してくれた印象です。
響は豊かになり、簡単なわりに効果の実感できる改造でした。

ブリッジは、安ギターの象徴ですね。
極限までコストカットしたブリッジは、チープな音には欠かせないパーツです。
スタンダードとは違った方向へ枝分かれし、
安ギターの、安ギターたる所以とするパーツへと、進化を遂げました。

ダイキャストの精度は素晴らしい
今回は、トレモロブロックではスタンダードな、鉄製のブロックに交換してみましたが、鉄が鳴っている感じは薄く、思いのほか満足感はありませんでした。
細い弦で鳴らしているうちは、デフォルトのままでもよさそうですね。

ベタ付け派にはありがたい、G社製パワースプリング。
トレモロスプリングの交換は、アームを使わない方にとっても効果的な改造ポイントです。
違いは僅かですが、弾き手にとっては、そのギターが気に入るか、気に入らないか、
命運を分かつといっても過言ではありません。

言い過ぎだ

ジョイントプレートの交換は、トーン改善には効果的です。
ただ、ギターとの相性があるので、必ずいい方向に向かうとは限りません。
サスティーンは延びる傾向にあるので、一般的に言う所のいいギターになるように思います。

パーツ交換と調整を重ね、最後にピックアップを交換しました。
ギターのグレードアップや改善を考えた際、真っ先に手を入れたくなる部分ですが、
安ギターのように、ギターのポテンシャルが低いギターでは、ピックアップだけを変えても、思うように効果(変化)が得られなかったりします。
今回は、センターポジションにハムバッカータイプのピックアップをマウントし、ハーフトーンでの違いを狙いました。
音は厚みが出て、まずまず使えそうな感じです。


弾き語りで使いやすいギター(バッキング・リズムギター)を目指して始めた改造ですが、
パーツ交換してわかったこともあり、狙いとは違う方向に向かうこともありました。
パーツ交換を重ねる毎に、総じて軽量化が進み、素材の特性が出た個性あるギターに仕上がったと思います。
サスティーンは延び、音に溢れ、奥行きのある音♪
半面、音像はぼやけ、騒がしい感じもぬぐえません。
ピックアップを交換した際、図らずもアウトオブフェイズサウンドに触れ、音が豊かに、よく響くのが
必ずしも良い(目的にあう)とも限らないように感じました。
音数は少ない方が、軽快でリズム感が出しやすく、
乾いて延びのない音のほうが、今回のテーマには合っていたのかもしれません。トホホ


半年にわたり、いじり続けたレジェンドLST-Zですが、このギターの個性は、全て圧縮木材の指板に集約されているといっても過言ではありません。

あとチープなブリッジ
また指板のR形状は、シェイクハンドでコードが握りやすく、ミュートや短音弾きにも合い、
サイドギターにはうってつけの素材でした。
調整とパーツ交換を経て、このギター(ネック)の個性は引き出せたと思います。
安ギターとはいえ、しっかりと設計され完成されたギターでありましたが、バランスを壊すことなく、より良いギターになったはずです。
最後に、トレモロスプリングを調整して、バックプレートで蓋をして終わります。

感慨深い
レジェンドLST-Z B BK、
それはどこかしら箱鳴り感のある、
個性的でこだわりの詰まった安ギター。
安ギター愛好家にとってのグッドマテリアル、入門者にも◎。
おしまい。

追伸
後日、弦をスーパーライトゲージ(009-042)に張り替えました。

安ギターにはやっぱりこれ

エクストラライト (009-042) PE-600XL
※レジェンドLSTシリーズ

(※注意)
製造されたラインナップにより、同じ型式でも仕様が違うことがあります。
指板のRや材質等々・・汗
