齢45歳を迎えた頃、子育てに生活のウエイトがシフトし、仕事と育児に撲殺されつつある日々。
このままでは、精神の健康がさいなまれるのではないかと思い、何かお金をかけずに続けられる、
いわゆる趣味や道楽の類を始めようと考え始める。
某有名リユースショップで100円で売られている小説をよく買って読んでいたのだが、
なかなか本を読む時間も取れなくなり、
さてこれは困ったと振り返ると、そこにはずらりと並んだエレキギターの数々。
そういえば、高校時代はバンドブーム真っ盛りで、ご多分に漏れずバンドでギターを弾いていたな。
若き日を懐かしんで、何気に手にしたエレキギター。
・・・。
雷に打たれたような衝撃!
30年前では考えられないような価格で、
それでいてちゃんとギターとしての体裁はあり、
聞いたこともないようなブランド(汗)
ちょっとぎこちない所は、いなめないものの、少し手を入れれば、まともになるのではないかと閃いた。
正直今まで、ギターへの関心は全く薄れてしまっていたのだが、
忘れてた(汗)
長い社会人生活で培った経験を活かせば、どうにかなるのではないだろうか。
インスピレーションの赴くまま、1,500円で投げ売りされていた黄色いストラトを持ち帰りました。
メーカーはセルダー。
フェンダーではないんかい!
ブリッジのブロックが割れてしまっていたため、ジャンク品として売られていました。
見た感じ、ほとんど弾かれた様子もなく、ビス類には錆が出ていたけど、
それ以外はちゃんとしている印象。
インターネットでパーツをポチリ、
いい時代になりました
一通り手直しし、ひとまず弾けるようになりました。
正直驚きました。
まあ、ネックの握りやすいこと、
ストラトらしいちゃんとした音、
ジャンク品とはいえ、これが1,500円で買えるデフレ経済に衝撃を覚えました。
これなら中年お父さんのお財布にも、負担をかけずに趣味として成立します。
とりあえず、老後を見据えて、弾き語りの練習でも始めるとするか。
おしまい。